【はじめての便利屋DIY基本の測定器具】
長さを測る、角度を調べる。水平・垂直を確かめる、正確な線を引く。これらの手順は、すべての便利屋DIYの基本となるとても大切な作業です。正しい計測の方法を身に付けることは、便利屋DIYの上級者になるための近道です。
■メジャーの種類と特徴
「スケール」とも言われている、メジャーは、DIY作業になくてはならない計測器具です。壁や床の幅を測ったり、加工する木材の長さを測ったりと、あらゆる場面でメジャーが活躍します。製品によりツメを引っ掛けて、測りロック機能が付いた物や、ツメを押し立てて測る方法の物もあります。
■曲尺の種類と特徴
L字型をしたスチール製の定規で「サシガネ」とも呼ばれます。長い方が長手 短い方が妻手と呼ばれます。曲尺は、定規として長さを測る以外に、木材などに線引きして、ノコギリ作業のサポートを行ったり、直角を測る事も出来ます。基本的な使い方は、長手を木材の木端にピッタリ押し当てて妻手で垂直な線を引きます。そのまま曲尺を動かすことにより正確な平行線で印を付ける事が可能になります。
■直尺の種類と特徴
スチール製の定規なら、カッターナイフで切る時に刃で定規を傷つけてしまう心配が有りません。カッターガイドや。滑り止めゴムの付いた、直尺を使うと、切断加工の作業を安全に行う事ができます。
■水平器の種類と特徴
エアコンの設置や組立家具を設置する作業を行う場合、正確に水平なっていないと故障やクレームの原因にもなります。水平を測る時に、役立つのが水平器です。液体の中の気泡が真ん中にくるようにすれば、水平になった事を確認できます。種類は、➊安定型 ➋水糸型があります。水糸型はブロックや塀 ウッドデッキを作る時に使用すると使いやすいです。
■角度計の種類と特徴
コンパスと定規が合体したような道具です。目盛りに書かれた角度を参考に、好きな角度の線を引く事ができます。また角度を測らなくても、現物に合わせて同じ角度の線を引く事も出来ます。
■下げ振りの種類と特徴
糸の先に円柱型のオモリを付けたもので垂直を確認するときに使います。壁紙の貼りはじめの垂直確認や、壁・柱の垂直確認にも使えます。針が飛び出す構造の保持器と組み合わせると壁に固定できて正確に確認できます。
■ノギスの種類と特徴
パイプの外径や内径を測るのに使われます。スライダーを動かし2種類の目盛りを合計して寸法を図ります。パイプの厚みや太さを図ったり、穴の深さをノギスで測る事ができます。
■チヨークマーカー・墨ツボの種類と特徴
直尺や曲尺では、長さが長くて印が出来ない場合に使用します。構造は昔から大工さんが使用していた墨ツボと同じで、チョークの粉が付いた糸をピンと張って、いいところで指でつまんで大きく資材面に弾くことで、直線で印を付ける事ができます。
■レーザー墨出し器の種類と特徴
レーザーが見える室内に限られますが、室内360度に水平垂直のレーザー照射を行い、投影されたラインに合わせることにより壁紙や壁板を垂直・水平に貼る事ができます。
■まとめ
便利屋のお困り事作業には、ちょっとした修理修繕が欠かせません。日曜大工的な修理作業も、正確に測ると言う事で無駄を省き失敗を無くします。初めは見よう見まねから、経験を積んでいけば上手くなります、失敗を恐れずチャレンジしていきましょう。