便利屋が、揃えておきたい基本の木工道具

【はじめてのDIY基本の木工道具】

DIYと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、板を組立てて棚や机を作る日曜大工ではないでしょうか。便利屋サービスを行うに置いて、簡単に加工できる木材は修理修繕の多い便利屋サービスには最適の材料です。木を切る、クギを打つ、穴をあける 基本となる工具の種類と使い方を学んで、お客様に満足される作業を行いましょう。

■ノコギリの種類と特徴

木材の切断作業にはノコギリを使います。使い方の基本は、鉛筆で木材に印を入れて、それよりわずかに外側を切ります。ノコギリの角度を約30度に保ちながら、力を入れずに刃を前後に動かします。常に印の真上から見下ろすような姿勢で作業するのがキレイに切るコツです。
●折れ刃式ノコギリ
刃を内側に折り曲げられるタイプはコンパクトに収納できて便利です。折れ刃式ノコギリの多くは縦引き・横引き兼用です。
●替刃式ノコギリ
刃を取り外して交換できるノコギリです。切れ味が落ちたら刃だけを交換することができます。
●胴付きノコギリ
背に補強がついた薄いノコギリです。真っ直ぐ切れて切り口もキレイに切れて薄い板を切るのに適しています。
●ダボ切り用ノコギリ
家具作りなどで見られる、ネジの頭をダボで埋めて隠す加工に使います。

■カナツチの種類と特徴

電動工具に頼らずに作業するならカナズチでクギを打つ方法が一番手軽です。
●ネイルハンマー
打撃面の片側がクギ抜きになっています。
●プラスチックハンマー
打撃面がプラスチック製のカナツチ、キズを付けづに木を直接打つことが出来ます。
●ゴムハンマー
木材の組合せやレンガ・タイルなどを割らずに叩くことができます。
●木づち
木材同士の組立などキズを付ける事なく、打ち付ける事が出来ます。

■キリの種類と特徴

木材に細い穴をあけるときに使用する工具です。両手でキリの柄をはさみ、手をこすり合わせるようにして回転させ穴をあけます。木ネジの下穴あけにも使われます。
●三つ目キリ
先端が三角になったキリです 比較的おおきな穴をあける時に使用します。
●四つ目キリ
先端が四角いキリです。小さな穴をあける事ができます。

■ノミの種類と特徴

木材を削ったり穴を掘ったりする為に使う工具です。柄の上部をカナツチで叩いて少しずつ何度も削って作業すると正確な加工ができます。
●八分(約24mm)
材をやや大きく削るときに使います。
●六分(約16mm)
ホゾ穴と呼ばれる四角い穴あけに使います。
●三分(約9mm)
小さなホゾ穴をあけるときに使います。

■カンナの特徴

木材の表面を平らに仕上げたり、角を面取りする為に使う工具です。刃は裏面から0.1mmくらい出るように調整して使用します。ある程度上手に削る為には、練習が必要です。

■まとめ

木材を加工する際には、用途にあった工具を選び、効率よく作業を行う事が、便利屋としての使命とも言えます。はじめは上手くいきませんが、道具をそろえる事で、お客様からも信頼を得て、お客様のお困り事を解決できるようになります。