あなたはホームヘルパーと家事代行の違いをご存知でしょうか?
どちらも高齢化社会において、高齢者のお客様のお宅に訪問してサービスを提供します。ホームヘルパーと家事代行サービスとでは似ているようで性格のちがうサービス内容になります。
ではホームヘルパーと家事代行の違いとは何でしょうか? 詳しく解説します。
【ホームヘルパーとは】
ホームヘルパーは訪問介護とも言われますが、介護保険の下で運用される公的なサービスで自宅へ訪問しサービスを行います。
家事代行サービスと同じように、自宅へ伺いお客様の支援やサポートを行うという点では同じですが、公的なサービスであるために利用内容については家事代行サービスのように自由にサービス内容を決定出来るのではなく、行えるサービスに関して制限がかかります。
つまり、ホームヘルパーは定められたケアプランに沿ってサービスを提供することになり、何でも行えるという訳ではありません。
また、ホームヘルパーは資格を有している人しか行うことは出来ず、都道府県知事の指定する訪問介護養成研修の家庭を修了した方でなければならないので誰でもホームヘルパーとして働くことは出来ません。
介護福祉士資格を所持している方がホームヘルパーとして公的なケアプランをもとに従事することになります。
全額自費負担になる家事代行サービスに対して、ホームヘルパーは公的なサービスになるので介護保険が適用され自己負担額は基本的には1割負担になり費用を抑えることが出来ます。
サービスや支援内容に制約があるものの自己負担額を抑えることが出来るのはホームヘルパーを利用する際の大きな魅力と言えます。
ホームヘルパーを利用したい場合には、まず要支援認定や要介護認定といった支援やサポートが必要という証明が必要になります。ホームヘルパーは名前にあるように、訪問介護員になりますので、障害がある方や介護が必要となる方にのみサービスを提供することが出来ます。
食事や排泄、入浴の介助から、掃除や洗濯といった家事に至るまでサポートを行うことが出来ますが、これらのサポートは必ず利用者本人のみで、家族等には適用されません。
ホームヘルパーのメリットは、ある程度の制限や制約を理解した上で費用を保険で負担してくれたり、自宅へ訪問してサポートを行ってくれる事が大きなメリットと言えるでしょう。
例えば、同居している家族の分の食事を作ったり、リビングなどや家族の寝室といった居住スペースの掃除などを行うことはホームヘルパーには出来ません。
あくまでも要介護認定や要支援認定を受けている本人が生活するスペースの掃除や食事を作るということになります。
ホームヘルパーは介護保険という制度により、介護が必要となる方に対しては必要な支援を提供することが出来ますが、1人で生活をしている方や高齢夫婦にとって十分な支援を行うことは難しくなっています。介護保険では、あくまでも支援が必要となる方のみしか利用できないからです。
両親2人共が要介護認定を受けていなければ、2名分の介護保険のサービスを受けることは出来ません。仮に一緒に食事をとるために2名分の食事を作って欲しいと依頼しても1人しか要介護認定を受けていなければ、介護保険サービスでの生活介護では、1名分の料理を作ることしかできません。要介護認定を受けている方のみですので、両親2人分を作ることは出来ないのです。
もちろん、掃除も利用者の部屋に限られているので、リビングや他の部屋を掃除して欲しいとお願いすることは出来ません。
しかし、実際に夫婦二人で生活している方からすれば、利用者のみの生活援助ではなく、全ての家事をサポートをお願いしたいと感じます。
介護保険外となるサービスは以下のようなサービスです。
・散歩や外出の付き添い
・施設までの送迎サービス
・安否確認
・散髪
・同居人の家事代行
・手間のかかる調理
・大掃除
・ペットの世話 など
【家事代行サービスとは】
家事代行サービスはホームヘルパーのように資格が必要ではなく、家事を行うスキルがあればだれでもサービスを提供することが出来ます。但し、家事代行はお客様の体に触れるような介護的なサービスは行えません。
家事代行が高齢者サポートを行うメリットは家族みんなの掃除や洗濯や食事、庭の草木の手入れなど、高齢で仕事と家事と介護の両立が厳しくなってしまい諦めなければならなくなったりと、様々な問題を家事代行サービスに、家事や用事をサポートしてもらうことで、心に余裕を持つことが出来たり、利用者の負担を軽減することが出来るようになります。
また、家事代行サービスの場合、遠方で離れて暮らしている両親の介護の援助だけでなく、会話をして楽しい時間を過ごしたり、一緒に必要な物の買い出しにいったりと様々なサポート方法も可能になり、離れていても大切な人の様子を知ることが出来、心配や不安を解消することが出来ます。
家事代行サービスは今や、家事のサポートだけではなく、介護が必要な方や介護をしている方の多様化したニーズに寄り添うことが出来る頼もしい存在となっています。
家事代行サービスであれば、全ての家事のサポートを行うだけでなく、必要な買い出しや、病院の付き添い、旅行の同行なども可能であるだけでなく、ペットの世話など、利用者の細かいニーズに寄り添いサポートすることが出来ます。
あなたが、もし可能なら介護福祉士の資格は専門性のある学校に行かなくても取得することが出来ます。そしてこの介護福祉士資格を持っている家事代行サービスなら鬼に金棒じゃないですか? この先 売れる家事代行サービスとして働きたい方は是非取得の検討をしてみてくださいね。