【事前に準備するもの、決めておくもの】
個人事業主として家事代行サービスの開業する為に用意する事が沢山ありますのでオープン前に準備して決めておきましょう。
【家事代行店舗のお客様に提供するサービスを決める】
あなたがこれまで経験してきた事や得意な事を家事代行サービスのメニューに加えて、それをアピールして他社との差別化を行い、あなたの個性を生かした自分らしい家事代行サービスを考えてみましょう。
その為に、お客様へ提供できるサービスを決めておきましょう。
【家事代行店舗の料金体系を決める 料金設定】
お客様から頂く料金、安ければお客様が選んでくれると思いがちですが、人は安いとその安さゆえの価値しか見出してくれません。つまり大手家事代行サービス店よりも安い場合はたとえ、初めは値段に吊られて頼んでくれたとしても、サービスの出来をあら捜しをされて、「やっぱり値段なりね」と言う結論に持っていきたがります。サービスに、よっぽど腕に自信が無いのであれば、市場調査して同等の料金体系にすることがおすすめです。
【家事代行店舗の店名と屋号(やごう)を決める】
家事代行サービス店を開業しようと決めたら店名を決めましょう。
注意点は、他社の店名と被らない事 そして重要点は、お客様が覚えやすくてネットで検索しやすい事この2点を意識してください。
それと、あなたの店舗ターゲットによって店名をローマ字・カタカナ・ひらがな・漢字など工夫してください。例えば高齢者ターゲットの店舗は英語表記はNGです 理由は解りますよね。
屋号は会社名と同様に、あなたらしい名前にして下さい。屋号は後々変えることもできますが、基本的にはずっと使うものですので、長く使えるものにしましょう。
屋号は個性を表すものですが、間違われたり、紛らわしい屋号は避けましょう。屋号を思いついたら、こちらで屋号が商標登録にひっかからないか調べておきましょう。
【家事代行店舗の開業届を出す】
個人事業の開業・廃業等届出書と所得税の青色申告承認申請書を税務署に提出する。開業届の提出期限は、原則として開業してから1か月以内ですが、開業前に提出した方が良いです。それは銀行口座開設等にも開業届出書が必要になるからです。
【銀行口座を開設する】
銀行口座開設には、個人事業の開業・廃業等届出書の控え(税務署の捺印がされているもの)が必要になります。今、使っていない個人名義の銀行口座を使うこともできますが、屋号の入った専用の銀行口座を開設した方が、個人のお金と事業のお金が混同しなくてすみます。
【賠償責任保険に入る】
家事代行サービスではお客様のお宅に訪問し、掃除等をおこないますので、お客様の家財道具の破損、作った料理による食中毒など様々なリスクがあります。賠償責任保険は、自分がお客様に与えてしまった損害を賠償するときに助けてもらえる保険です。
個人事業主で家事代行サービスを始めるにあたっては、賠償責任保険への加入は検討した方がいいでしょう。
家事代行サービスを補償の対象としている保険はごくわずかです。
補償金額にもよりますが、おおよそ1年間で10万円ほどかかります。この費用が一番高い出費になりますが、万が一のことを考えれば入っておいた方が安心ですね。
とは言え賠償責任保険も万能ではない!
保険を申込する際に、代理店の方に次のことは確認しましょう。
・賠償責任保険でカバーされる範囲は何か?
・どういうことをしたら、保険金が支払われるのかを確認しましょう。
・賠償責任保険でカバーされないのはどういう場合か?どういった行為か?
賠償責任保険でカバーされないものを代理店の方に確認し、カバーされないものは利用規約(お客様と取り合わす契約)に記入しておく必要があります。
【利用規約、プライバシーポリシーを作る】
利用規約はお客様と取り交わす契約です。定期的に家事代行サービスの仕事をするお宅には、お客様とルールを決めます。キャンセルはいつまでにしてもらうか、1時間当たりのお金はいくらにするのか等、お客様との認識が相違しないようにしましょう。作成したら、弁護士等の専門家にチェックしてもらうと安心です。自分を守るためにもしっかりと作りましょう。
最低限盛り込む内容
・どういった作業をやるのか(一般掃除全般 、洗濯等)
・どういった作業をやらないのか(介護、ペットの世話、マッサージ等)
・報酬に関する規定(報酬はいくらか、どのように支払っていただくか等)
・キャンセルに関する規定(キャンセル料はいつから発生するか等)
・お客様に対しての禁止事項(暴力や宗教勧誘への禁止等)
・損害賠償に関する規定(どういった場合に賠償するのか、どういった場合に賠償しないのか等)
・免責事項に関する規定(どういった場合に責任は負えないのか等)
損害賠償と免責事項の規定は特に重要です。加入する賠償責任保険でどういった場合にカバーされるのか、カバーされないのかを把握したうえで、どういった規定にするかを決めなければなりません。例えば賠償責任保険で、現金や宝飾品の紛失は保証の対象外ということであれば、利用規約に現金や宝飾品の紛失は責任を負いませんなどと書いておく必要があります。
プライバシーポリシー
家事代行サービスではお客様の個人情報をお預かりします。個人情報をお預かりする以上、どのように個人情報を管理するかをお客様に示さなければなりません。プライバシーポリシーは比較的記入すべき項目が決まっていますので、一般的なもので構いません。
【お客様からの代金回収方法を用意する】
家事代行サービスを提供し、お客様から代金を回収する方法を考えましょう。
銀行振込(銀行口座を開設すればOKです)
QRコード決済
LINEpayまたはpaypayは店舗での決済が前提になっていますので、お客様のお宅に訪問して決済することはできません。
カード決済
Tポイントカード決済システムが、おすすめです。 加盟すればカードリーダーライター(カード端末)を無料配布してもらえるので、クレジットカードの利用も可能になります。
さらにTポイントもお客様に利用していただけるので、他店との差別化にもなります。お客様にはポイントを貯める事で、幸せを感じる方も多くおられます。
知名度の有るポイントを利用出来る事により、イメージもアップして信用度が上がります。
地域により T ポイントよりもポンタカード・楽天 R ポイントの方が、知名度が高ければ、そちらでも大丈夫です。
家事代行サービス起業開業 ホームページ制作
・あなたの店舗ホームページを製作します。業者外注に頼むか、自分で製作するかで費用が異なります。
・外注の場合、ホームページ制作費用 約10万~30万円はかかります。
・最近はホームページ製作もかんたんに出来るようなツールも有りますので、なるべく自分でホームページ製作出来るように挑戦してみてください。
・無料のホームページには、他社の宣伝が入ったり、いつ都合で打ち切られて、使えなくなるか不安定ですのでホームページは、かならずWordPressなど有料な物を使用してください。
・内容は他社のホームページを参考にして、自社のホームページを製作していきましょう。
家事代行サービス起業開業 チラシ広告製作
即効果と言う面では、やはりポスティングするチラシ広告は、欠かせません。ネット広告と同時に自社のチラシを製作しておきましょう。
予算があれば、オープン予告チラシとレギュラーメニューチラシの2種類
オープン1か月前にご近所へまいておけば、スタートダッシュが違います。
家事代行サービス起業開業 アイテム資機材の購入
一般的に家事代行サービスの資材は、お客様宅のを使わせていただきますが、中にはそれが嫌なお客様もいらっしゃいます。最低限使う道具は揃えておきましょう。
家事代行サービス起業開業 制服ユニフォーム製作購入
清潔感のある服装を、女性はポロシャツにエプロン、男性は作業時は作業服で大丈夫ですが、見積訪問時用のシャツ・ネクタイは必携です。あなたのセンスにお任せいたしますが、お客様から見て清潔感ある色や服装を購入してください。
家事代行サービス起業開業 会社用電話・スマホを契約設置
見込み客からの連絡動線を作り、注文受注につながる機器を設置します。スマホは個人用と併用では無く、会社用携帯を用意してください。
家事代行サービス起業開業 有ると有利になる資格免許
基本家、事代行サービスを起業開業するのに資格や免許は必要有りません。しかし持っていると有利に仕事が出来る、資格免許が有ります。しかも在宅のまま取れるのです。これは取らない訳にはいかないでしょう。
【お客様ヒヤリングシートの作成】
お客様にお申込みいただくにあたっては、準備が必要です。
文具店のレポート用紙でも構いませんが、エクセルで使いやいように製作してもいいです。
初訪問お見積り訪問の際には、あとあとトラブルにならないように、お客様の要望やサービス内容を記入したヒヤリングシートを準備しておきます。
「後で言った 聞いてない」などの水かけ論争にならないように証拠を残しておきましょう。
【見積書・料金表の作成】
文具店の見積書でも十分です。
利用規約に利用料金の記載をしても構いませんが、料金体系がお客様によって異なる場合、トラブル回避の為にその都度、製作いたしましょう
【会社印を製作する】
印鑑店で会社名でゴム印を製作する
下記の請求書・領収書製作には社印が必要になります。
【請求書、領収量の作成】
文具店で販売されてるので十分使えます。
お客様の求めに応じて、提供する必要があります。あらかじめ作成しておきましょう。