【家事代行サービス起業講座」家の家事とプロの家事のレベルの差は

あなたは、家の家事と家事代行サービスのプロ家事のレベルの差が何かご存知でしょうか?

【家の家事と家事プロの違いとは】
前にも申し上げましたが、家の家事とプロ家事との技術の差はほとんどありません。掃除であれば道具も同じものを使って洗剤も、家にあるものを使います。さほど変わった技術もテクニックも使っていないのに、サービスを利用してみると自分でするのと比較して各段に仕上がりの差があります。

プロとアマの違いに重要なことは、依頼者の立場に立った場合に「お金を払っている以上、プロとしての仕事」が求められているということです。自分が暮らす家であれば、多少ホコリが残っていてもまあいいか、で済ませても良いものですが、家事代行サービスで家事を行う場合は“プロの家事仕事”が求められています。

【プロ家事の求められる能力とは】
プロの家事仕事とは依頼者の立場に立ち、求められていることをしっかりこなすことが必要とされている能力のことです。家事代行サービスは基本的に、1家庭サービスは2時間~4時間といった時間制です。依頼者は日時とやってもらいたい家事メニューを指定しているため、時間以内に全部屋の掃除を終わらせるといった時間を区切った作業となります。

とは言え自分が居住していないスペースの掃除は思った以上に勝手がわからず手間取るため、事前に見積り時に下見をさせていただきシュミレーションしておくことも効果的です。家事代行のサービスはお客様と約束した時間内に契約を終わらせる為、時間との勝負といっても過言ではありません。そのため時間管理能力も大切といえます。

【プロの事前準備】
プロと主婦が家庭でやる掃除の一番の違いは、限られた時間内で、綺麗にしあげられるかです。なぁんだ、そんなこと、と思われたかもしれません。プロは、まず、掃除に取り掛かる前に下見をさせていただき準備をします。

・汚れの原因は何なのか?

・どの洗剤で落ちるのか?

・道具はどれを使うか?

そして、短時間で、ご希望の場所を、綺麗に仕上げます。この「汚れを落とすための時間」にお客さまはお金を払い、掃除を頼んだ選択に安堵し、出来上がりにご満足されるのです。

【プロ家事としての心構え】
主婦が自宅でする掃除なら、「ガスコンロの周りに焦げがあるから、拭いておこう。」とプチ掃除を始めて、目に入ったシンクもついでに磨いちゃおうと思い付きや、ついでに掃除を進めてしまう事も度々です。

この緊張感の有る、ナシがプロの掃除と、主婦が家でする掃除の違いなんです。
私も、自宅で掃除をする時は、何時までにコンロ周辺を綺麗にしよう、なんて全然気にせず、手を動かし始めています。

ご家庭の家事を行う場合にも、それを意識して行うと汚れの原因や種類、どの洗剤を使うのか、道具はどれが最適かといった技術的なことにプラスして、1年間で何回くらい掃除をすれば、綺麗な状態をキープできるか? といった、各家庭での掃除頻度を見極めることができるようになります。

「いつも、ガスコンロの周りが汚れて嫌になる!」
そうおっしゃるお客さまに、使う洗剤と道具、そして、何日に1回、掃除をしたらよいかをアドバイスできれば、お客さまは「私のことを考えてくれる掃除のプロ」と認識をしてくださり、次回のお掃除もお願いねとリピートのお申し込みもいただけるのです。

【信頼の家事プロとは】
また、家事代行サービスを利用する人は、自宅を留守がちであったり忙しい毎日を送られている方がほとんどです。ときには鍵を預かり留守宅へ入り仕事を行うこともあり、見知らぬ人の自宅で自分1人がいるという状況が発生することもあります。

現金や貴金属などの貴重品が置かれていることや、見てはいけない書類なども置いてありますが、守秘義務や窃盗など信頼の上に成り立っているサービスです。依頼者宅から継続して信頼を得るための行動も求められます。

【家事をビジネスにすると言う事は】
家事が好きという方にとってはこの上ないお仕事ですが、ビジネスの1つとして割り切ることが重要となります。というのも、家事代行サービスをお願いされる方は、家事にあてる時間がないことや家事が苦手なことや家事がデキない状況の方が依頼しています。

たとえばシンクの中には洗い物がたっぷり貯め込まれ、トイレの便器には取れない汚れがこびりついている可能性もあります。すべて完璧にしよう!と頑張る気持ちも大切ですが、時間内に終わったのはトイレ掃除のみ、食事は作れなかったという状況ではお金を頂くプロとしては許されません。お客様と状況を見ながら互いに相談してどのような住居であっても、ご満足いただける家事を進めていく力も必要になります。

【まとめ】
プロとアマの違いは心がけ次第、お客様に喜んでいただけるようにベストを尽くしましょう。たとえ初めはお客様に満足していただけない仕上がりになってしまったとしても、失敗では有りません。それは成功の為の一歩です。