便利屋サービスに、お客様からお困りの連絡が入りました。
「突然、トイレの水が流れなくなった」と言われるのです。
それだけでは、状況が良くわかりません、対応を早くする為に、お客様に状況を詳しくお伺いします
「それは、お困りですね では2・3見ていただきたい事が、有るのですが調べていただけますか?」
1、トイレタンクの上蓋を開けられますか?
2、トイレのタンクには水が溜まっていますか?
3、トイレの水を流すレバーは、手ごたえ有りますか?
4、タンクレバー側の鎖は、どうなっていますか?
私は、上記4項目を、お客様に聞くことで、交換する消耗品部品を確定して、スピーディーに修理に対応する事が出来ました。
では、お客様は上記質問に何と答えたのでしょうか?
1、トイレタンクの蓋を開けてみます 開けられました。
2、トイレタンク内に水は溜まってます。
3、トイレレバーは、手ごたえが無く、スカスカです。
4、トイレタンク内の鎖を引いてみましたが、何も変わりません。
この、お客様からの回答で、故障個所は、トイレタンク内で水を貯めたり、流したりするゴムフロートが不良だと言う事が解りました。
この様に、事前にお客様に調べていただくことで、交換部品を仕入れ、現地に付いた時には、ワンストップ すぐに問題解決できるわけです。
写真の黒いボール状の物が水を貯めたり、出したりする重要な役割をしています。
意外と知られてませんが、ゴム製品ですから、消耗品です。
約5年~10年で交換が必要ですので、早めに交換される事をお勧めします。
トイレタンク内の構造は、意外とシンプル
タンク内に水を送るホースと水が一定量になったら、水を止めるボールタップ、底に見える穴に、交換したゴムフロートが入り、水の出し入れを調整します。
真ん中にある筒状のパイプはオーバーフロー管と、言ってタンク内に水が溜まりすぎた時に、タンクが溢れないようにする為の機能です。
あなたも、時間が有る時に、トイレのタンク蓋を開けてみて下さい、意外とシンプルな構造で拍子抜けするかもです。
トイレは、特にメンテナンスは有りませんが、ひと昔前に流行った、節水の為タンク内にビンを沈めたり、芳香剤をタンクに入れる方が居ますが、トラブルの原因になりますので、やめた方がいいです。
タンク内にビンを沈めて節水すると、排水管から下水に流す水の量が少なくなり排水管が詰まる原因になります。
タンク内に芳香剤を入れると、先ほど交換した、ゴムフロートに芳香剤が挟まって、水が止まらなくなります。
なにげに使っているトイレですが、壊れにくい構造ですが、消耗品を早めに交換したり正しく使って長くトイレを使いたいものですね。