【便利屋が知ってると得する接着剤の選び方、使い方Ⅱ】
便利屋サービスの作業で住まいの補修や、色々な修理に欠かせないのが接着剤です。種類は豊富ですが、目的に合った物を選び、効果的な使い方をして、それぞれ最適な使い方を行いましょう。
■ガラス用接着剤の特徴・用途
ガラス、陶磁器などの接着剤に適しています。水槽といった常に水に触れるガラスは、耐水性が高いシリコーン系を使いましょう。シリコンも種類がありますが、その中でも酢酸シリコンと呼ばれる種類がガラスの接着に最適。シリコン類の中でもガラスへの接着性が良く、水にも強いのでおすすめです。
エポキシ系は耐水性だけでなく耐熱性・耐薬品性も高いので、直射日光が当たるなど過酷な環境で使われるガラスに最適です。ただし注意点として、10cm以上の大きなガラスにエポキシ系を使うと割れるので注意してください。
■タイル用接着剤の特徴・用途
洋室や屋内外でタイルを接着するのに適しています。その主成分は合成樹脂系エマルションと呼ばれるものです。これは陶器質、磁器質のタイルを下地に接着するのに適したものとなっています。
接着剤を、モルタルを塗る用にコテで均一に塗ります。大体30分以内に貼り終えることができる面積を計算してその広さにだけ塗るようにします。そこにクシ目を他て、そこにタイルを埋め込むようにして貼り付けます。
■プラスチック用接着剤の特徴・用途
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックを接着するのに適しています。プラスチック接着剤として販売されている接着剤でも、注意書きにポリプロピレンとポリエチレンは除くと書かれていることが多いので購入の際は注意してください。識別方法は、プラマークの横にポリプロピレンならPP、ポリエチレンだとPEが付いています。
合成繊維であるポリエステルは、一部の布用の接着剤を使うと、くっつきます。この布用の接着剤はシリル化ウレタン樹脂などを使っており、ポリエステルと綿や麻などさまざまな異なる布も接着できるようになります。
■コンクリート用接着剤の特徴・用途
コンクリート、ブロック、タイルなどの接薬剤に適しています。コンクリート接着剤は、コンクリート同士を接着するなら問題なく接着できますが、金属・木材などの異素材をコンクリートと接着したいときには使えない場合があるため、事前にコンクリートと何を接着するのかを確認しましょう。
■皮革用接着剤の特徴・用途
黄色タイプと透明タイプがあります。硬化後も柔軟性があります。貼り付け方は、片面塗布だけでくっつくが最初、もしくは乾くまで軽く圧着する必要性がある。
また、白ボンドが革の表面につくと革の表面の細かい部分に接着剤が入り込みくすんだような表情になってしまうのが根本的な欠点。そのため使用の際はとにかくはみ出さないよう、吟面につかないように気をつける必要があります。
強力さよりもきちんと使い方を守っているかのほうが遥かに重要です。ゴムのり系統はあくまで仮止め用と割り切ってください。
【まとめ】
接着剤も色々あり、多用途タイプの接着剤も有りますが、出来れば専用の接着剤を使用した方が、効果が高いです。使用する素材や用途に合わせて、接着剤を使い分けて、効果の有る使い分け、使い方を行えば、修理修繕のお仕事も効果が上がります。