便利屋代行サービスに、ベランダサッシが動きにくい、何とかならないかとの、お困りの声を頂きました。駆けつけてみると、サッシ下の戸車が、経年劣化しておりパーツ交換すれば修理可能な範囲と判断しました。では、早速 戸車交換を行っていきます。
戸車の種類と特徴
引き戸の重さやレールの形状によって、いろいろな戸車があります。戸車を交換する時は、サイズだけでなく、形や材質が同じものを選んで下さい。
【戸車の材質の違い】
鉄製の戸車
もっとも一般的なタイプです。強度は有りますが、サビると動きが悪くなります。
ステンレス製の戸車
強度が有り、湿気にも強いタイプです、浴室、物置などの湿気の有る場所で使用するのに適しています。
樹脂製の戸車
湿気には強いですが、強度は、あまりありません。金属製のタイプと比べると音が静かです。
ゴム製の戸車
音が静かなタイプです耐久力は、あまり期待出来ませんが、音が気になる室内などにオススメの材質です。
【レールの形状による戸車の種類】
戸車の車輪はレールの形状に合わせて複数の種類があります。レールに対応した戸車を使用しましょう。
1、平型 2、V型 3、丸型
戸車交換方法
1、引き戸を取り外します
動きが悪い引き戸を両手で持って上に持ち上げながら足元を手元を手前に引くと引き戸が取り外せます。
2、戸車を外す
引き戸の下部分が見えるように、して戸の下部2か所に付いている戸車を外します。ネジでとめられているので、ネジを緩めて戸車を引き抜きましょう。きつくはまっていて、外しにくい場合は、マイナスドライバーなどで、こじり起こすと外れやすくなります。溝の中にゴミが詰まっていたら綺麗にかき出して掃除をしてください。
3、ネジ穴の確認
木製の引き戸など、戸車をネジで固定してた場合、ネジ穴が大きくなってしまって、新しいネジが効かなくなってしまっている場合は、穴に「割りばし」を差し込みカナズチで叩いて、大きいくなった穴を埋めて行きます、飛び出した部分はカッターなどで、切断し固定は木工用ボンドで行えば、新しいネジが使えるようになります。
4、新しい戸車を取り付ける
新品の戸車を溝に差し込んで取付ネジを締めて固定します。戸車を固定する部分の木部が腐っていたり、欠けてると、戸車が埋まりすぎたり、傾いたりする場合があります。こんな時は、エボキシパテで木部を成型補修して調整するといいです。
5、潤滑油を噴射して元にもどす
戸車がスムーズに動くか確認して、潤滑油を噴射しておけば、より効果的です、あとは外した逆の手順で、引き戸を戻して作業完了です。
こんな感じで戸車交換出来ますので、一度チャレンジしてみて下さい。