家事代行が知っておきたい「花粉症対策」お掃除方法

家事代行が知っておきたい「花粉症対策」お掃除方法

家事代行サービスの季節メニューは少ない印象ですが、いつものお掃除にひと工夫すれば春頃の「花粉症」や「ハウスダスト」にお悩みの方へアピールして喜んでいただけるのではないでしょうか?

花粉の散布時期は「窓を締め切っていても換気口を掃除しても花粉が入ってきて辛い」
このような悩みを抱えてる、お客様も多いと思います。

花粉症の方にはとてもツライ症状 それを緩和できる、お掃除をあなたの家事代行でお客様に提案して喜んでいただきませんか?

花粉の侵入経路を把握し適切に掃除すれば、家の中で花粉に悩まされる心配も無くなりますので、花粉シーズンに合わせて積極的に、あなたのお客様へ提案してみられてはいかがでしょう?

花粉症を悪化させないためにも、家の中に入り込んでしまった花粉をしっかり除去しましょう。

 

花粉の「箇所別」掃除方法 9選

1,玄関

玄関は開閉するタイミングに花粉が吸着します。
そのため、扉やドアノブ、床をよく濡れ拭きするのが有効です。

1.玄関扉やドアノブを濡れ拭きする
2.乾いた布で二度拭きして仕上げる
3.床に落ちた花粉をホウキで外に掃き出す
4.部屋側から外にかけて床を濡れ拭きする

玄関の床がタイルの場合、目地に花粉や汚れが残りやすいため入念に拭き上げてください。
布で落としきれない汚れはブラシを使うといいでしょう。

 

2,洗面所

洗面所は服を着たり脱いだりするため、花粉が溜まりやすいので注意が必要です。
床に花粉が落ちていることが多いので、水拭きするのが効果的です。

また、バスマットにも花粉が吸着しています。
毎日洗濯するわけではないため、油断してしまいがちなのでご注意ください。

可能であれば、花粉シーズンには花粉が溜まらないように毎日洗濯することをおすすめしましょう。

 

3,床フローリング

「最初から掃除機をかけると花粉が舞い上がるので、まずは水拭き」という方もいますが、それでは不十分です
だいたいの花粉を取り除くことはできますが、一部は床に塗り込む形になってしまいます。

床に落ちた花粉を完璧に取り除くには、以下の手順で掃除するといいでしょう。

1.フローリングワイパーをかける
2.掃除機をかける
3.水拭きする

床がフローリンの場合、フローリングワイパーや掃除機は溝に沿って一方向にかけます。
溝に堆積している花粉を効率よく吸引することができます。

壁際や掃除機をかけるのが困難な場所は、T字型ノズルを「ブラシノズル」や「剣先ノズル」に付け替えて吸引しましょう。
水拭きする態勢がしんどいときは無理をせず、ウェットシートを付けたフローリングワイパーをご利用ください。

4,窓・網戸・サッシ掃除

窓を開けて掃除するときは花粉の飛散量が少ない朝早くが向いています。
朝に掃除するのがむずかしいという場合は、飛散量が最も多い11時〜14時を避けるようにしましょう。
つまり、お客様への訪問時間も適切な時間帯に調整してください。

 

「窓」
1.窓を水拭きする
2.スクイージーで水分を落とす

布にたっぷり水分を含ませて、上から下に拭いていきます。
何度か拭くことになるので、あらかじめ水を溜めたバケツを準備しておくといいですね。

水拭きが終わったらスクイージーで水分を落とします。
上から下に水を落とすイメージです。

 

「網 戸」
1.乾いた布で花粉を落とす
2.濡れ拭きする

網戸をはじめから濡れ拭きすると、花粉が網の目に詰まってしまうのでまずは乾拭きします。
汚れがひどい場合はブラシを使うと効果的です。

乾拭きが終わったら、水をよく絞った布で上から下に拭けば完了です。
汚れが落ちていないときは、網戸が乾いてから1、2と手順を繰り返してください。

 

「サッシ」
1.ブラシで花粉を掃き出す
2.サッシの溝を濡れ拭きする

ブラシで花粉を掃き出すと花粉が舞い上がるので、ブラシの脇に掃除機を添えておくと安心です。

花粉を掃き出したら、水分をたっぷり含ませた布で溝を拭いていきます。
最後に固く絞った布で溝を拭き上げれば完了です。

 

「ベランダ」
屋外のタイルをデッキブラシでこする

ベランダ掃除をするときは、最初にホウキがけする方が多いと思いますが、それはやめておきましょう。
乾いた状態の花粉を掃いてしまうと飛散してしまい、花粉症の方は辛い思いをしてしまいます。

1.物干し竿や手すりを濡れ拭きする
2.ジョウロなどで床を水洗い
3.スクイージーで水を切る

濡れ拭きするときは花粉が落ちてもいいように、「上から下」にするのがお約束です。
また、ジョウロで床を水洗いしたら、かならずスクイージーで水切りするのをお忘れなく。

濡れたままにしておくと水滴の上に花粉が溜まり固まってしまいます。
乾燥し固まってしまった花粉の塊は、非常に取りにくいのでご注意ください。

5,「ソファ・カーテン」 ファブリック製品

ファブリック製品のソファーやカーテン(生地や織物)の繊維には花粉が吸着しやすいです。
とくに花粉が溜まりやすいので、念入りに掃除しましょう。

ソファ
1.溝に溜まっている花粉をブラシで掃き出す
2.ソファ全体に粘着カーペットクリーナー(コロコロ)をかける

ソファは背もたれや座面の間、ひじ掛け部分に花粉が溜まりやすいです。
座面はそのまま掃除するのではなく、取り外してからしっかり掃除してください。

なお、皮革製品の場合はブラシをかけると傷になってしまう可能性があります。
ブラシの代わりに乾いた布を使用するといいです。

カーテン
1.お部屋から出てカーテンに上から下にブラシをかけて花粉を振るい落としましょう
2.仕上げに粘着カーペットクリーナーをかける

カーテンは全体的に花粉が吸着しています。
花粉を払い落とすように、上から下へ静かにブラシをかけましょう。

最後に粘着カーペットクリーナーをかけて、落としきれなかった花粉を除去します。
それでも花粉が気になるときは、掃除機のノズルを「ブラシノズル」に付け替えて吸い取るのがおすすめです。

6,「家電 テレビ」

テレビやパソコンなどの家電は静電気を帯びているため、ホコリと同じように花粉を吸い寄せてしまいます。
また、テレビの裏などは目が届きにくかったり、掃除しづらかったりするので後まわしにしてしまいがちです。

1.ハンディモップをかける
2.水拭きする
3.乾拭きする

ハンディモップは花粉を舞い上げないよう静かにかけていきます。
テレビの裏は花粉やホコリが溜まりやすいので、入念にモップがけしましょう。

水に濡らし固く絞った布でていねいに拭き上げていきます。
濡れたままにしておくと花粉がつきやすくなってしまうので、水拭きしたら乾いた布でよく拭いてください。

 

7,「空気清浄機」

空気清浄機の掃除を怠ると、機能が低下するだけでなく汚れた空気を部屋中に広げてしまう恐れがあります。
キレイな空気を保つためにも定期的な掃除が必要です。

1.吸気口を掃除機で吸い取る
2.パネルやフィルターを外して水洗いする
3.乾いた布で拭き取りよく乾かす

吸気口には花粉がまんべんなく付着しているので、掃除機でしっかり吸い取ります。
フィルターは水洗いできるもの、できないものがあるため、洗浄する前にご確認ください。

フィルター洗浄後、乾かしている間に空気清浄機の本体もていねいに水拭きします。

 

8,「エアコン」エアコンフィルター

エアコンは素人が分解洗浄することはできないので、フィルターを掃除します。
花粉だけでなくカビの繁殖を抑えるためにも、定期的に清掃することをおすすめします。

1.エアコンカバーを開き、フィルターを掃除がけする
2.フィルターを取り外し水洗いする
3.フィルターを拭き、乾いたらエアコンに取り付ける

フィルターを掃除機がけするときは、ノズルを「ブラシノズル」に付け替えてください。
また、フィルターを浴室などで洗う際、排水口のゴミ受けにネットを被せておくと詰まりを防げます。

フィルターを定期的に掃除していても、花粉は網の目をすり抜けエアコン内部まで侵入してしまいます。
エアコン内部に入り込んだ花粉までしっかり取り除くのであれば、1年に一度はハウスクリーニングのエアコン分解洗浄を依頼しましょう。

 

9,「換気口」

換気口は室内の空気を循環してくれる便利な設備ですが、汚れや花粉が付きやすいため定期的な掃除は欠かせません。
しかし、取り外しできることを知らない方も多く、一度も掃除したことがない人もいるそうです。

1.換気口を取り外す
2.吸気口を濡れ拭きする
3.取り外した換気口をブラシで洗う
4.換気口を洗い終わったらよく乾かす
5.換気口に花粉フィルターを取り付け、吸気口に取り付ける

換気口が外せない場合は可能な範囲で水拭きしてください。
換気口に油汚れが付着しているときは、中性洗剤で落としましょう。

花粉フィルターがない場合、レンジフード用のフィルターを切ってご利用ください。

 

*花粉を除去する掃除のコツ

家の中に侵入した花粉を除去するには、効率的に掃除する必要があります。
こちらでは、花粉を除去する掃除のコツを解説します。

・フローリングを水拭きする
・花粉が舞い上がらないように掃除機がけはゆっくり
・ファブリック製品の掃除は徹底的に拭き掃除
・空気を乾燥させないように加湿器を置く
・空気清浄機を使う

花粉対策清掃は朝方が向いています。朝方は持ち込まれた花粉が夜沈下して舞い上がることが少ないので室内の花粉を取り除くには、うってつけの時間帯です。

◎フローリングの掃除方法
フローリングを掃除するときは最初から水拭きするのではなく、フローリングワイパーと掃除機をかけてからにしてください。

 

◎玄関廻りの掃除方法
玄関からリビング、窓付近は花粉が溜まりやすい場所となっています。
花粉シーズンはできるだけ、こまめに水拭きしましょう。

 

◎掃除機がけはゆっくり
バタバタ慌ただしく動きながら掃除機をかけると、床に落ちている花粉が舞い上がってしまいます。
掃除機をかけるときは「ゆっくり、静かに」が基本です。

また、カーペットに掃除機がけするときはさらにゆっくりしてもいいでしょう。
花粉は繊維に絡まりやすいため、ていねいな掃除機がけが有効です。

 

◎ファブリック製品の掃除
徹底的にカーペットやカーテン、ソファなどのファブリック製品は花粉が吸着しやすいので、徹底的に掃除しましょう。花粉が繊維に絡みつきやすいためです。

とはいえ、洋服のように洗濯機で洗えないサイズの製品も多いです。
おすすめの掃除アイテムは粘着カーペットクリーナー(コロコロ)と掃除機になります。

 

◎加湿器を置く
加湿器を設置し適度な湿度を保つことで、室内の花粉が舞い上がるのを防げます。
湿度が高くなると花粉粒子が水分を含んで重くなるため、飛散しづらくなるからです。

空気中に舞う花粉量が減れば目や口、鼻に花粉が入ることも減るため、花粉症の症状も緩和されます。
雨の日は花粉症の症状がやわらぎ、よく晴れ乾燥した日に花粉症の症状がひどくなるのはこれが理由です。

湿度は40〜60%を目安にするといいでしょう。
60%以上になると、カビやダニが発生しやすくなるのでご注意ください。

 

◎空気清浄機を使う
空気清浄機を使用することで部屋に浮遊する花粉をキャッチ、除去してくれます。
昨今では、空気中の小さな粒子も集塵できる「HEPAフィルター」という高性能な微粒子エアフィルターも登場。

掃除中はもちろん、日常的に使用することで部屋の空気をキレイに保つことができます。
ただし、メンテナンスを怠ると性能が十分発揮できないいので、定期的に掃除するのをお忘れなく。

 

花粉症、初心者に教えて上げると感謝される
家の中に花粉を持ち込まないためのポイント

掃除のコツは大切ですが、花粉を家の中に持ち込まないのも同じくらい重要です。
こちらでは、家の中に花粉を持ち込まないためのポイントを解説します。

・家に入る前に花粉を落とす
・上着は玄関に置く
・洗濯物は部屋干し
・窓にカーテンを取り付ける
・部屋の換気は朝か夜にする
・衣類に静電気防止スプレーをかける

◎家に入る前に花粉を落とす
外出すると衣類に花粉が付着するので、家に入る前にかならず落とします。
バンバンと勢いよく払うと花粉が舞い上がってしまうので、サラっと静かに払うのがポイントです。

また、花粉は静電気が起きるところに吸着しやすいです。
衣服が擦れる部分(肩や裾)は入念に払うようにしましょう。

カバンなどの持ち物は花粉を手で払うのもいいですが、ティッシュやハンカチで軽く拭くのも効果的です。

◎上着は玄関に置く
家の中に花粉を持ち込まないよう、帰宅したら上着は玄関で脱ぎましょう。
ハンガーラックやハンガースタンドを設置しておけば、脱いだ上着をすぐにかけられます。

さらに、衣類用の粘着式クリーナー、洋服ブラシもあると上着に付着している花粉を玄関で取り除けます。
床に落ちた花粉を掃除するために掃除機を置いておくと尚良しです。

◎洗濯物は部屋干し
洗濯した衣類に花粉を付着させないためにも、洗濯物は部屋干し推奨です。
洗濯するときは静電気防止効果のある柔軟剤を使用すると、衣類に花粉が付きにくくなるのでおすすめ!

とはいえ、部屋干しすると生乾き臭が気になりますよね。
衣類が生乾き臭くならないよう、以下のポイントを押さえておきましょう。

・部屋干し用の洗剤を使う
・サーキュレーターや扇風機で風を当てる
・エアコンで除湿する
・洗濯槽を掃除してから洗う
・日当たりの良い場所に干す

上記のポイントを参考に部屋干ししてください。

◎窓にカーテンを取り付ける
花粉シーズンとはいえ、空気の入れ替えや洗濯物を干すときに窓を開けることもありますよね。
しかし、窓にブラインドやスクリーンを設置している場合、室内に花粉が入ってきてしまいます。

可能であればカーテンに切り替えましょう。
カーテンに花粉が吸着するため、家の中で広がってしまうのを防げます。

天然繊維、化学繊維どちらでも構いませんが、なかには花粉をよく吸着させる「花粉キャッチレースカーテン」という商品もあります。
品揃えも豊富なため、気に入った商品が見つかるはずです。

◎部屋の換気は朝か夜にする
部屋の換気をするときは、飛散量の少ない朝か夜にするのが鉄則になります。
人の移動に伴い花粉量が増えるからです。

具体的には11時から14時、17時から19時を避けてください。(参考:花粉シーズンの換気の方法〜ダイキン工業)
換気は窓を少しだけ開けて短時間だけする、窓付近に空気清浄機を設置するなど、部屋に入る花粉をできるだけシャットアウトしましょう。

◎衣類に静電気防止スプレーをかける
衣類は花粉やホコリを吸い寄せてしまいます。
服が擦れあうことで静電気が発生してしまうからです。

しかし、静電気防止スプレーを使うことで花粉が付着しづらくなります。
静電気防止スプレーに含まれる水や界面活性剤が作用し、静電気の蓄積を防止してくれるためです。

花粉が吸着するのを防いでくれるのはもちろん、衣服のまとわりつきやパチパチも防げます。

 

まとめ
いつも掃除に一工夫するだけで「花粉症」「ハウスダスト」対策の掃除に出来ます。
お客様とのヒヤリングをしっかりと行い、花粉症対策の清掃をあなたの家事代行店の季節メニューに取り入れてみませんか?

 

花粉症対策のオススメアイテム

①ファブリーズの花粉・ハウスダストを固めるスプレー
花粉清掃には、とても重宝いたします。

 

 

②3Mの空気清浄フィルター
エアコンや換気口に取り付ければ花粉を吸着してくれるので重宝します。

 

 

④花粉 対策 スプレー アレルキエール
家中 幅広く使えるので使い勝手がいいです。
カーテンやソファーなど人体にやさしい成分なのでお子様のいるご家庭でも安心です。

 

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